金属ベース基板は金属板をベースにした基板で、金属コア基板は金属板をコアにした基板です。金属ベース基板(注1)で最も一般的に使われる金属は、アルミ、銅とステンレスです。アルミベースの基板は、良好な熱伝導性と放熱性がありかつ低価格で、費用対効果が最も優れています。銅ベースの基板は、アルミに較べ熱伝導性は優れていますが価格は高くなります。ステンレスベースの基板は、熱伝導率は低いのですが、硬さでは先の2つの金属より優れています。金属基板は、熱伝導性に優れていることが知られています。
エレクトロニクス製品の性能の向上に伴い、小型、軽量、多機能、高性能に向けて開発された基板です。その結果として、熱の問題が電子製品の安定性と信頼性に影響を及ぼす重大な問題になります。金属ベース基板は、基板試作と量産時の熱問題対策と高密度実装に対しての効果的な解決策です。
●優秀は放熱性
熱伝導率は、材料の熱性能のパラメータです。材料にFR4とCEM3を使う基板に較べ、アルミ基板のような金属ベース基板は高い放熱性が得られます。高い熱伝導率は、金属ベース基板に優れた放熱能力をもたらします。ICと部品に発生する熱は速やかに拡散され、部品の熱損傷を低減し、製品の耐用年数を延ばし、性能を向上させます。
●良好な寸法安定性
アルミ基板と銅基板は、通常の基板に較べ低いCTE(熱膨張係数)を持っています。CTEは、加熱時の材料の伸び縮み係数です。つまり低いCTEは基板が熱による伸び縮みが小さいことを意味し、通常のFR4と比較すると基板の寸法は高温下でもほとんど変わりません。
●少ないねじれ
金属ベース基板の良好な放熱性があるため高温になりにくく、信号伝送の歪みが少なくなります。
このメリットによって、パワーコンバータ、照明、太陽光発電、背面照明、自動車用LEDアプリケーション、家電製品などの多くの用途で、金属ベース基板は理想的な問題解決の手段になります。アルミ基板は、価格面での優位性で金属ベース基板の中で最も一般のタイプです。特に電球の代わりに少量のLEDを使ったアルミ基板では、より明るい照明を達成できます。
金属ベース基板の銅箔厚さは35um~350umで、基板の金属ベースの厚みは通常0.762mm~3.175mm です。PCBGOGOは、すべてのタイプの金属ベース基板、金属コア基板を扱っており、もしより厚いか、より薄い基板が必要でしたら、私達にご連絡ください。
PCBGOGOは、基板試作、基板製造と部品調達で最高のサービスをご提供するために、常に能力を高め、最新の設備で品質を維持しております。
注:
(1)本文において金属ベース基板と金属コア基板の両方を指します。
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