最終的な製造段階で、 Vカットまたはルータ加工により、生産パネルからプリント基板を切り出します。VカットはV溝とも呼ばれ、ルータ加工と共に基板製造における一般的な集合基板の加工方法です。Vカットの代表的な特徴は、集合基板の上面と下面をV字型の工具でカットし、隣接する基板との間に薄い基材だけを残して、使用時に簡単に分離できるようになっていることです。
Vカットは、ジャンプカットが可能です。ジャンプVカットとは、いくつかの特殊なケースでVカットが集合基板の端に達する前に、Vカット刃が基板表面を「ジャンプ」することを意味します。しかし、この方法は、良好な結果を得るためには、高精度なVカットマシンと正確なプログラムを必要とします。
基板製造や基板実装でVカットされた集合基板が好まれる理由は、基板実装の後に基板を分離する効率的な方法であるということです。そして Vカットされた集合基板は材料および製造費用を節約できるため、基板の製造メーカに取って費用対効果が大きな方法です。
Vカット付き集合基板のもう一つの利点は、機械的安定性を得るために集合基板の境界線が必要ないことです。これらの利点のために、Vカットは通常少量生産の基板試作実装や、基板製造の大量生産に関係なく生産効率を向上させるために使用されています。
しかし、 Vカットが唯一の基板分離方法である場合、 Vカットマシンは基板全体を通過し、Vカット加工途中で停止することができないため、同じサイズの矩形基板のみを集合基板化することができます。 ルータ加工はどのような形状でも可能ですが、工程が複雑でコストがかかります。
Vカート機
● Vカットのラインは直線で、ジャンプカットをせずにボードの全長を通過しなければなりません。
● パネル全体のサイズは75mm*75mmより大きく、450mm*1245mmより小さくなければなりません。
● 分割基板間のスペースは0mmであること。(Vカットラインは基板外形と同じです)。
● 捨て板幅(Vカットラインと基板端面との間のスペース)は最小5.0mmとします。
● Vカットの角度は30°が標準です。
● 板厚が0.6mm以上の場合のみVカットを使用することをお勧めします。厚さが0.6mm以下の場合は、片面Vカットが適しています。
● 背の高い部品や接続部分が大きい部品はVカットラインから遠ざけてください。
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