集合基板作成とは、複数の基板を一つの大きな集合基板に集約して製造することです。この大きな基板を集合基板と呼びます。ご注文の際には、個片(単体基板)か集合基板かの選択があることに気づくと思います。ほとんどの場合、基板が大き過ぎたり、特別な要件がない限り、コストを節約するために集合基板設計を選択することをおすすめ致します。
● 製造効率と歩留まりの向上
● SMT実装と検査のが簡単になります。
● 省資源&コスト削減
一般的にプリント基板メーカーは無料で集合化サービスを提供しており、お客様の集合基板のデザインに合わせて基板を製作することができます。集合基板の種類にはいくつかあり、どの集合基板技術も基板を個片の基板に簡単に分割することが出来ます。
1.Vカット
Vカットマシンでカットした隣接した基板の間にはV字溝があり、簡単に折ることが出来ます。VカットはV時溝が基板全体に施されるため、基板端面が真っ直ぐな基板に適しています。
2. ルータスリット/スロット+橋
ルータスリットは隣接した基板の間にルータで切削したスリットがあることを意味します。 そして、そのスリットの中央付近に橋があります。橋には2種類あります。
--穴を開けるスリット加工
この手法に寸法の異なるプリント基板により適しています。2枚の基板の端に、ミシン目のような小さな穴がたくさん開いているので、折れやすくなっています。
--穴のないスリット加工
3. Vカットとスリットの組み合わせ
プリント基板の製造を考える上で、1つのパネルにVカットとルータ加工の両方の技術が必要な場合があります。
● 集合基板の形状は、できるだけ正方形または長方形に近いものにしてください。
● 集合基板の捨て板は、集合基板が実装機の固定具に固定された後に変形しないようにするために額縁形状であることが好ましい。
● 外枠捨て板と内側の基板との境界線、および各基板同士との境界線付近には、大型の部品や飛び出すような部品を設置しないこと。
● 外枠捨て板には4個の位置決め穴があり、製造過程で破損しないように孔の強度が適切なものであること。
また、穴の直径や位置は高精度で、穴の壁はバリのない滑らかであること。
● なお、フィデンシャルポイントを設ける際には、通常、フィデンシャルマークの周囲に片側1.5mm以上の銅箔及びソルダーレジストの無い領域を残しておくこと。
上記以外にも、集合基板を設計する際に考慮すべきルールやコツはたくさんあります。 集合基板設計でご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。当社の最大パネルサイズは500mm*600mm、最小サイズは75mm*75mmで、基板の分離方法は3つの方法から選択することができます。Vカット、ルータスリット加工、なしの3つの方法からお選びいただけます
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