AOIとは自動化された光学検査のことで、基板製造や基板実装で使用される検査方法です。AOI検査機は、蛍光、紫外線、LED、赤外線などの異なる光源を持つ高解像度カメラシステムを使用して連続画像を撮影します。その後、これらの画像は処理され欠陥に結びつく可能性をエンジニアに提示します。
AOIは基板実装/基板製造の品質管理段階で最も重要なステップです。それは顧客に最終的な基板製品を納品する前の最終プロセスです。そして AOI テストは検査費用を減らし、製造の早い段階で問題を解決するために使用します。
AOI は基板および 実装基板両方の表面の欠陥そして内部欠陥を検出する有効な方法です。プリント基板では、はんだ不足や過剰、回路のショート、オープン、傷、汚れなどがAOIの検査対象となります。実装基板への検査の主な対象は、部品のずれ/誤実装/未実装、極性違い、定格の違いなどです。
●調整可能
AOI装置は、実装基板のニーズに応じて判定を「調整」することができます。例えば、交換部品や一部の問題が許容範囲内であっても、欠陥としてマークされてしまう可能性があります。しかし、AOIオペレータは、これらの許容可能な問題をフィルタリングし、以降の検査でマークされることを避けるためにプログラミングを調整することができます。
●より正確な検査
AOIは、従来の目視検査では見つけにくい欠陥をチェックすることが出来ます。そして AOI は基板実装のどの段階でも実行することができます。一部の基板実装メーカーでは、高品質な基準を達成するために、異なる生産工程でAOIを複数回実行します。
●より効率的な検査
従来の手作業による検査プロセスでは、技術者がすべての部品を見て不良個所に一つ一つマークを付ける必要がありました。全体の目視検査には1時間かかることもあります。特に複雑な基板の場合は検査精度が低く、時間のかかる作業となります。しかし、AOIは、基板全体の検査に1分しかからず、人件費と時間を大幅に削減することができます。
●費用対効果が高い検査
AOI検査機は基板製造のどの段階にでも設置することができます。ほとんどの欠陥ははんだ付け中に発生しますので、お客様が高い検査効率と低コストを必要とする場合は、リフローはんだ付け後にAOIを実行することを勧めています。また、AOIは自動X線検査と比較して、はんだ付け欠陥検査のコストを抑えることができます。
SMT部品の小型化に伴い、AOIの需要が高まっています。重要な検査システムとして、AOIを使用することで、基板メーカーは基板製造の品質を確認?監視し、製造プロセス中の的確なタイミングで欠陥を修正することができます。
AOIは目視検査よりも高速で正確です。PCBGOGOは、精度、スピード、生産性の要求を満たすために、高度なAOI装置とソフトウェアを所有しています。あなた様の設計した基板のコストと納期を知りたい場合は、当社のオンライン見積システムを使用するか、または電子メールを送信してください。
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