シルクは、通常基板上で見られる白い記号や文字です。シルクのインクは、非導電性のエポキシインクを使用しています。標準的な色は白、黒、および黄色ですが他の色も使用できます。適切に設計されたシルクは、基板製作中の不良を減らし、また不良を探す時間を減らすことができます。
シルクには、部品の正確な配置と方向など基板実装と基板製造に関する多くの重要な情報が表現されています。したがって、効果と実用性を確保するために、シルクは読みやすく明確でなければなりません。シルクには通常、以下の情報を表示します。
● ID、部品ラベル、ロゴマーク。
●部品の種類を識別する。
●極性を持つ部品の方向を示す。
●接続を示すピン名称、ピン番号など。
●警告記号:避けるべき条件など
●部品番号、テストポイント
●ラベル:メーカー情報、型名、シリアル番号、検査証明、日付。
1. インクジェット印刷法
インクジェットプリンターでアクリルインクを吹き付けるシルク印刷方式です。アクリルインクは、印刷後に紫外線ランプで硬化されます。そして、インクジェット印刷法は、基板にシルクを印刷するための最も正確で最速の方法と考えられています。ただ、最も高価な方法です。
2. 写真法
写真法とは、液状の感光性エポキシ樹脂を基板に塗布し、紫外線を照射してインクを硬化?現像する方法です。この方法は、文字や記号の解像度は最高ですが、時間がかかります。費用対効果の高いのはシルク印刷方式です。
3. 手刷り印刷法
手刷り印刷ではテトロン製のスクリーン版を使用します。スクリーン版を使って基板の上にエポキシインクを塗布した後、基板を加熱してインクを硬化させます。この方法は写真法よりも早く、簡単に製造できますが、精度は落ちます。
今日では、高密度の基板デザインにより小さな文字寸法とより優れた可読性が求められています。インクジェット印刷法はこれらの要求を満たすことができ、シルクに最適な選択肢となります。十分な予算があれば、インクジェット印刷法を選択してください。費用対効果の高いソリューションが必要な場合は写真法を選択してください。シルクに高精度要求がない場合には、手刷り印刷も可能です。
以上、基板実装におけるシルクの重要性が理解いただけましたでしょうか。シルクは基板製造において最も重要なステップではないかもしれませんが、メーカーやエンジニアが部品を簡単に識別し、位置を特定するのに役立つ役割を持っています。PCBGOGOでは、高品質なシルクプロセスをお客様に提供しています。基板実装の試作品や他の製造工程でお困りの方は、ぜひご連絡ください。
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