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LR44リチウムイオン電池とステップアップコンバータを用いた模型用のヘッドライト用電源の製作
519 0 Dec 29.2021, 17:01:28

 プラモデルの世界では前照灯が光る車や、鉄道模型のヘッドライトやテールランプ用の電源を製作しました。なるべく電池の数は少なくしてLEDを光らせたいので上記タイトルのようにLR44を使うことにしました。白色LEDを光らせるためには最低でも3V必要ですので、LR44の1.5Vから3.0Vまで昇圧しなければなりません。それがHT7733Aというホルテック社のICを用いいると電解コンデンサ2個、コイル1個、ショットキー?バリヤダイオード1個とHT7733Aを1個で出来上がってしまいます。電池ケースは金属ケース製でプリント基板にハンダ付けして用います。コイルは表面実装タイプのものがありますし、コンデンサも同様です。HT7733Aは4つのタイプがあります。TO92はブレッドボードを使った試作に向いています。SOT-89タイプは前者よりはだいぶ小さいのですがプリント基板でも扱いやすい大きさです。SOT-23とSOT-25はChip Enable ピンのあるなしで、ピン数は異なりますが、大きさはほぼ同じです。私の用いたのは最も小さいSOT-23タイプでした。問題があるのははんだペーストを塗るときに注射ばりの先から出すタイプでしたので、どうしてもはんだペーストの出る量のコントロールが難しく、このSOT-23では三本のピンをつなげて塗るような形になってしまったために、フローしたあとにSOT-23の下にハンダの溶けた後固まった丸いボール上のものができてそれが基板の上のSOT-23をお仕上げてしまった例がいくつもありました。非常に部品点数の少ない基板ですので手ハンダでやったほうが良かったかもしれません。この電源にスイッチと白色LED2個をつけると模型用のヘッドライトが完成します。LEDと電源のあいだは使う模型によって長さが異なりますが、0.23ミリのエナメル線で配線しています。

 このHT7733Aはスグレモノで1.5Vの電圧を3.3Vまで昇圧することにとどまらず、入力電圧が0.6Vまで下がってもきちんと起動してくれます。電圧が下がって使えなくなった電池でも白色LEDを光らせることができます。単三電池のケースを接続して使ったこともありますが、資源を余す所なく使うという点では良いICです。

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