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夏*石
IoT接続基板の主要技術:低消費電力-小型化-抗干渉の実装方法
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Sep 26.2025, 11:27:24
IoT接続基板の性能は、「低消費電力」「小型化」「抗干渉」という三つの主要技術の実装効果によって決まります。低消費電力技術はデバイスのバッテリー寿命を左右し、小型化技術は組み込み適合性を決定し、抗干渉技術はデータ伝送の安定性を担保します。これらは単なる概念ではなく、具体的には回路設計、部品選定、製造プロセスの最適化を通じて実現されます。以下では、実際のIoT PCB製品を例に、それぞれの技術要点と実装方法を解説します。1. 低消費電力技術:回路から電源までの全体最適化IoT接続基板の低消費電力設計は、「電源管理、信号伝送、部品の休止状態」を含む全回路にわたり最適化されます。目標は、電池駆動デバイスで静止時消費電流を10μA以下に抑えることです。動作時の消費電力は、通信方式に応じて最適化されます(例:LoRa送信時≤100mA)。電源回路の最適化:電源ラインの幅と銅箔厚さを最大電流に応じて設計し、線抵抗による損失を低減します。例えば、3.3V電源ラインで最大100mAの場合、線幅0.2mm(1oz銅箔)で線抵抗≤0.5Ω/mに抑え、電流損失を5%以内に制御します。PCB内の電源は「コア電源(MCU-センサー用)」「モジュール電源(通信モジュール用)」に分け、独立LDOで供給し、モジュール未使用時は電源を遮断して無駄な消費を防ぎます。実例として、スマート水道メーターPCBではNB-IoTモジュール(BC95)の電源を独立LDO(TPS7A4700)で供給し、休止時はLDOをオフにして消費電流を1mAから0.1μAまで低減、全体の静止消費電流を12μAから5μAに抑制しました。部品選定:低消費電力のMCUやセンサーを優先的に使用します。STM32L4(静止電流0.5μA)やMSP430(0.1μA)などの超低消費電力MCUを採用し、従来の高性能高消費電力MCU(STM32F1、静止電流10μA)は避けます。センサーもSHT30(動作800μA、休止0.1μA)など低消費電力モデルを選定し、通信モジュールは通信頻度に応じて選択します。日中10回以下の送信であればNB-IoT(BC95、休止3μA)、リアルタイム送信が必要な場合は低消費電力Bluetooth(nRF52832、送信時8μA)を使用します。休止制御:不要回路を正確に切断します。PCB上に休止制御回路を設計し、M...
夏*石
IoT接続PCBのシーン別カスタマイズ設計
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Sep 26.2025, 11:27:18
IoT接続基板設計は、利用シーンに応じた「シーン別カスタマイズ」が不可欠です。スマートホーム向けPCBはコスト効率と高集積を重視し、産業用IoTPCBは過酷環境耐性を強化、車載向けPCBは高信頼性と耐干渉性を追求し、スマートアグリカルチャー向けPCBは屋外低消費電力に対応する設計が求められます。シーン差異を無視して汎用設計を適用すると、製品故障のリスクが高まります。例えば、スマートホーム用PCBを産業用環境で使用すると温湿度超過により配線腐食が発生し、一般的なPCBを車載環境で使用すると振動によりはんだ接点が脱落する可能性があります。以下に、主要な四つの利用シーンごとに製品差異と設計ポイントを解説します。1. スマートホーム向けPCB:低コスト-高集積のコンシューマー向け設計スマートホーム向けIoTデバイス(スマートコンセント、スマートロック、スマート電球など)は、低コスト、高集積(部品数削減)、家庭内の電磁環境適合が重要です。PCBは2~4層のFR-4基材が主流です。代表製品:スマートコンセントPCBコア機能:WiFi接続(2.4GHz)、電流-電圧検出、リレー制御、スマホアプリによる遠隔操作と消費電力量管理設計ポイント:FR-4基材(Dk=4.5±0.3、Df=0.012)、4層構成(上層:信号-部品、中層1:GND、中層2:電源、下層:予備信号)、WiFiとMCU統合チップ(例:ESP8266)により部品数を60個以上から30個以上に削減、PCB面積30cm2以内、220V電源ラインと3.3V低電圧ラインの間隔5mm以上確保、リレー周辺に散熱銅箔2cm2以上配置実使用例:静止時消費電流8μA、WiFi接続成功率98%以上、連続稼働1年無故障代表製品:スマートロックPCBコア機能:Bluetooth/NFC接続、指紋認証、モーター駆動、バッテリー駆動12か月以上設計ポイント:低消費電力MCU(STM32L4、静止電流0.5μA)、指紋モジュールとの通信ライン距離3mm以内、モーター高電流ラインと弱信号ライン間隔3mm以上、逆起電力抑制用二極管1N4007並列接続、PCBエッジに三防漆コーティングで汗や埃による劣化防止2. 産業用IoTPCB:過酷環境対応の工業用設計産業用IoTデバイス(温湿度センサー、振動センサー、PLCモジュール)は、温度-40~85℃、湿度...
夏*石
IoT接続PCBの定義、主要特性と製品分類
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Sep 26.2025, 11:27:11
IoT接続基板は、IoTデバイスにおける「データ収集-信号伝送-ネットワーク接続」を実現するコア基板として、スマートホーム、産業用モニタリング、車載ネットワーク、スマートアグリカルチャー、ウェアラブルデバイスなど、幅広い応用分野で活用されています。一般的なコンシューマー向けPCB(スマートフォン基板など)や5G RF PCBとは異なり、IoT接続PCBは「低消費電力、小型化、高信頼性、複数通信プロトコル対応」を中心とした設計要求を特徴としています。たとえば、スマートウォーターメーター用PCBは電池駆動下で5年以上の安定動作が求められ、産業用センサーPCBは-40 -- 85℃の過酷な環境に耐える必要があります。これらの特性は、IoTデバイスの接続安定性と寿命を直接左右します。IoT接続PCBの核心的な定義としては、「センサーインターフェース、通信モジュール(WiFi、Bluetooth、LoRa、NB-IoTなど)、データ処理ユニット」を統合した専用PCBであり、回路設計により「センサーデータ→通信モジュール→クラウドプラットフォーム」までのエンドツーエンド接続を実現する点が挙げられます。つまり、IoTの「感知層-ネットワーク層」をつなぐ重要な橋渡しです。たとえば、スマート温湿度センサーのPCBでは、温湿度センサー(SHT30)、NB-IoT通信モジュール(BC95)、マイコン(STM32L4)を同時に搭載し、配線最適化によりデータ転送の欠損を防ぎつつ、静止時消費電流を10μA以下に抑える設計が求められます。IoT接続PCBの主要特性は、通常のPCBとは以下の点で差別化されます。1. 低消費電力設計によるバッテリー駆動対応多くのIoTデバイス(スマートロック、無線煙感知器など)はバッテリー駆動であり、PCBは「回路最適化、部品選定、電源管理」により低消費電力化が必要です。具体的には、電源ライン幅は0.3mm以上(1oz銅箔)、接地線抵抗は50mΩ以下に制御し電流損失を低減します。また、LDOやDC-DCコンバータ(例:TPS7A4700、静止電流0.5μA)の実装を考慮し、モジュール間の干渉による消費電力増加を防ぎます。さらに、通信モジュールとマイコンの休止制御ピンを5mm以内で接続し、デバイス休止時にモジュール電源を断つことで、静止消費電力を5μA以下に抑える設計...
夏*石
SMT設計のよくある問題と解決策:虚焊から生産効率までの全工程解析
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Sep 26.2025, 11:27:06
SMT設計と実装プロセスにおいて、はんだ不良、部品のずれ、生産効率の低下といった典型的な問題は、製品の歩留まりに直結し、コスト増大を引き起こします。ある電子工場の統計によれば、設計が最適化されていないSMTラインでは歩留まりが85%以下にとどまる一方、設計と工法を見直すことで99%以上に改善された事例も報告されています。これらの問題は単独で発生するものではなく、設計段階での工法要件の見落としや、実装プロセスとの不整合が複合的に作用して起こります。本記事では、SMT設計における五大問題を取り上げ、その発生要因を分解し、具体的な解決策と予防策を提示します。問題1:はんだ不良はんだ不良は、実装後に部品とパッドが十分に接触せず、電気抵抗が100mΩ以上になる状態を指します。断続的な接触不良を伴うことが多く、振動によって一時的に回復する場合があるため、検出が難しい厄介な不良です。例えば、スマートフォンのWiFiモジュールでBGAのはんだ不良が発生し、信号が断続的に途切れる不具合が生じ、返却率が15%に達した事例もあります。主な原因は以下の通りです。パッド寸法の不一致、パッド表面の酸化や汚染、ステンシル開口の不適合、封止設計とパッドの位置ずれなどです。解決策としては、IPC-7351規格に基づいた適正寸法でのパッド設計、無水エタノールでの基板清浄、ステンシル開口の調整、そしてX線やAOIによる検査の徹底が挙げられます。問題2:部品の位置ずれ(偏位)部品中心とパッド中心のずれが0.1mmを超えると、短絡や光学特性の不良につながります。特に0.2mmを超える場合には手動補正が必要となり、生産効率が大幅に低下します。例えば、LED照明基板で0603 LEDが0.15mm偏位し、短絡が10%発生したケースでは、バッチごとに2時間以上の追加工数が発生しました。原因は、部品間隔不足、シルク印刷の不鮮明さ、非標準封止の使用、基板の反りなどです。設計段階では部品間隔をIPC推奨値以上に確保し、シルクの視認性を高めること、また基板の反りを0.5%以下に抑える対称積層設計を採用することが効果的です。問題3:BGAの短絡BGAの相隣するはんだボールが溶融して接触することで発生する短絡は、最も致命的な不良のひとつです。返修困難であるため、短絡率が5%を超えるとロスが急増します。サーバー用BGA-256...
夏*石
PCBハンダブリッジ発生の核心原因:設計から製造までの全プロセス解析
記事
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Sep 26.2025, 11:27:00
PCBにおけるハンダブリッジは、単一要因で発生するものではなく、設計-工法-材料-操作といった全プロセスが適切に制御されていない結果として生じます。設計段階でのパッド間隔不足、製造段階での印刷パラメータ異常、材料段階でのはんだペースト粘度不良、実装段階でのマウンター精度不足など、あらゆる要因がハンダブリッジを誘発します。統計によると、40%は設計不良、35%は製造プロセスの制御不良、25%は材料および操作上の問題に起因しています。したがって、一部工程だけを改善しても、ハンダブリッジを根絶することはできません。本稿では、基板設計から製造までの全体的な視点から、PCBハンダブリッジの発生要因を解析し、具体的な事例と数値を交えて原因を特定します。一、設計段階の欠陥:ハンダブリッジの「源流的要因」基板設計はハンダブリッジ抑制の第一防衛線であり、パッド設計-部品配置 - フットプリントが製造基準を満たさなければ、その後の工程でいかに精密制御を行ってもブリッジを防ぐことは困難です。パッド間隔不足パッド間隔はハンダブリッジを防ぐ基本パラメータです。IPC-2221などの国際規格に準拠しなければ、ブリッジ率は急上昇します。例えば0402部品は最小0.15mm、0603は0.2mm、0805は0.3mm以上の間隔が必要です。あるスマートウォッチの基板では0402抵抗の間隔を0.12mmに設計した結果、リフロー後20%がブリッジ不良となりました。パッドサイズの不適合パッド寸法が大きすぎると過剰なはんだ量、小さすぎると溢れを招きます。0402部品では標準幅0.2?0.25mmに対し0.3mmに設計したケースで、ブリッジ率は12%に達しましたが、0.22mmに修正すると1%に低減しました。QFPでは引脚長+0.3mm、BGAでは錫球径の70--80%が標準であり、逸脱すると隣接パッド間で融着しやすくなります。ソルダーレジスト設計不良レジスト開口が過大、または膜厚不足の場合、絶縁効果が失われます。0603部品でレジスト厚が15μmしかない事例ではブリッジ率8%でしたが、20μmに改善することで2%に低減しました。二、製造プロセスの不良:ハンダブリッジの「直接的要因」設計が適切であっても、製造条件の逸脱によってハンダブリッジは発生します。主なリスク工程は、印刷、実装、リフロー/波形はんだ付けで...
夏*石
製造プロセス最適化:PCBハンダブリッジを解消するための実践的アプローチ
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Sep 26.2025, 11:26:55
PCB製造において、設計段階でのルール遵守が前提であっても、製造プロセスの精密な管理がなければ、ハンダブリッジは依然として発生します。統計によると、約35%のハンダブリッジはプロセスパラメータの偏差に起因しており、シルク印刷、実装、リフロー/波形はんだ付けを最適化することで、ブリッジ率を10%から1%以下に低減することが可能です。本稿では、シルク印刷-実装-リフロー/波形はんだ付けの三大工程に焦点を当て、具体的なパラメータ調整や事例を交えながら、PCBハンダブリッジを効果的に抑制する工法を解説します。一、シルク印刷工程の最適化:はんだペーストの「量と形」を精密制御シルク印刷は、はんだペーストを適量-均一に供給する核心工程です。最適化の目標は「適正な量、完全な形状、溢れなし」であり、特にステンシル開口設計、印刷条件、清掃頻度が重要となります。ステンシル開口の最適化パッド寸法と部品タイプに応じた開口設計が必要です。例えば、0402サイズのパッド(0.3×0.2mm)では開口を0.28×0.19mmとし、厚さ0.10mmのステンシルを採用することで、ブリッジ率を10%から1%に低減できます。QFPでは幅90?95%、長さ90?95%に抑えることが推奨され、BGAでは直径85?90%が適切です。印刷条件の最適化標準的な印刷圧は10?20N/cm2で、過大(25N/cm2)でははんだが隣接パッドに流れ込み、過小(8N/cm2)では不完全印刷が発生します。印刷速度は20?40mm/sが推奨され、粘度が高い場合は低速、粘度が低い場合は高速が適します。刮刀角度は45?60°が標準で、角度の偏差ははんだ量に直結します。ステンシル清掃の最適化残留はんだによる過量印刷を防ぐため、通常は10?20枚ごとに清掃を行います。高粘度ペーストでは10枚ごと、低粘度では20枚ごとが目安です。さらに50枚ごとに超音波洗浄を行うことで、開口内部の残渣を完全に除去できます。二、実装工程の最適化:高精度位置決めと圧力制御実装機の位置精度や圧力が不適切な場合、部品のズレやペーストの押し出しによってハンダブリッジが発生します。位置精度の校正実装機は±0.01mmの精度を維持する必要があります。カメラのビジョンシステムや吸着ノズルを週1回校正することで、部品偏移を0.005mm以下に抑えることが可能です。実装圧力...
夏*石
PCB電鍍不良の修復方法と廃棄基準の解説
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Sep 26.2025, 11:26:48
PCB製造において、電鍍工程は導通性や信頼性を左右する重要なプロセスです。しかし、全工程での予防策を講じても、電鍍不良が少量(通常は1%以下)発生することは避けられません。このため、「適切な修復」によって廃棄ロスを低減する一方で、「修復不能な不良」を明確に廃棄基準として定めることが重要です。修復は「最小損傷-精密操作」を原則とし、誤った処置による二次不良を防止する必要があります。また、廃棄は「修復コスト」と「製品信頼性」のバランスをとり、軽微な鍍金不均一は修復可能でも、大面積のスルーホール無銅は廃棄対象とする判断が求められます。以下では、代表的なPCB電鍍不良の修復方法、修復後の検査要件、そして廃棄基準について解説します。一、PCB電鍍不良の修復方法:分類別アプローチで損傷を最小化1. スルーホールの無銅-薄銅代表的な不良であり、小規模(基板1枚あたり5個以下)の場合は局所電鍍による補銅が可能です。10個以上の大規模不良は信頼性確保が困難なため廃棄が推奨されます。修復では酸性銅めっき液を使用し、0.5~1A/dm2の電流密度で局所補鍍を行い、銅厚25μm以上を確保します。2. 鍍金層の剥離 - ピールオフ小面積(10mm2以下)であれば局所再鍍が可能です。銅層の剥離は局所銅補鍍、ニッケル金層の剥離はニッケル層(5~8μm)と金層(0.1~0.3μm)を再鍍し、テープ試験で密着性を確認します。20mm2を超える広範囲剥離は再鍍後の信頼性が低下するため廃棄対象となります。3. 鍍金ピンホール-気泡非貫通かつ小径(ピンホール≦0.03mm、気泡≦0.1mm)の場合は導電ペーストで充填後、局所銅補鍍を行います。顕微鏡で平滑性を確認し、絶縁抵抗1011Ω以上を満たすことが必要です。貫通ピンホールや0.2mm以上の大気泡は廃棄とします。4. 銅瘤-バリ表面の突起や毛刺はサンドペーパーまたはマイクログラインダーで除去可能です。修復後、導通試験やAOI検査でショートや線幅減少(≧10%)がないことを確認します。修復後の銅厚は設計値の80%以上を保持する必要があります。二、修復後の検査基準:信頼性確保のための必須項目修復後のPCBは以下の基準に従って検査され、合格した場合のみ次工程に進めます。外観検査:顕微鏡200倍で観察し、傷や色調不一致がないこと。膜厚検査:X線膜厚計で測定し、偏...
夏*石
基板テスト検証技術:物理層における品質保証
記事
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Sep 26.2025, 11:26:43
PCB(プリント基板)の設計品質を最終的に確認する工程が「信号インテグリティテスト」です。物理層での測定を通じて、実際のPCBが設計通りに信号を伝送できるかを評価します。テスト手法は大きく「時間領域測定(眼図、TDR)」と「周波数領域測定(Sパラメータ)」に分けられ、それぞれ信号の時間特性と周波数特性を示します。IEEE 1149.4やIPC-TM-650などの標準規格に基づいて試験を行うことで、測定の正確性と比較可能性を担保できます。眼図テスト:高速信号品質の基本評価眼図解析は、高速信号伝送の健全性を評価する代表的な方法です。一般的に、信号レートの3倍以上の帯域幅を持つオシロスコープ(例:16Gbps信号には48GHzオシロスコープ)が用いられ、100Ω差動入力のプローブと組み合わせて測定されます。測定手順は、信号のプロービング、トリガー設定(エッジトリガーやクロックリカバリ)、時基調整(2?5UI)そして統計解析(1000UI以上のサンプリング)で構成されます。評価基準としては、眼の高さがデバイスの最小入力振幅の80%以上、眼の幅がデータシートに規定されたセットアップ+ホールド時間を上回ること、交差点のずれが0.5UI±10%以内であることが求められます。時間領域反射測定(TDR):阻抗不連続の特定TDRは、伝送路にステップ信号(立ち上がり時間50ps)を注入し、反射波形からインピーダンス変化を解析する技術です。反射が正の場合は阻抗増加、負の場合はインピーダンス減少を示します。TDRによって検出できる典型的な問題には、コネクタ部のインピーダンス変化(10-30Ωのジャンプ)、ビアによる寄生インダクタンスによるスパイク、配線の直角曲がりによる5-10Ωの変化などがあります。さらに、TDT(時間領域透過測定)を組み合わせることで、伝送損失や遅延特性を評価し、シミュレーションモデルの精度向上に活用できます。Sパラメータ測定:周波数特性の分析ベクトルネットワークアナライザ(VNA)を用いたSパラメータ測定は、信号の周波数特性を明らかにします。S11:反射に関連するパラメータ(リターンロス)S21:伝送特性を示すパラメータ(挿入損失)高速バックプレーン設計においては、ナイキスト周波数でS11が-15dB以下、S21が-6dB以上であることが推奨されます。差動信号ではSdd...
夏*石
基板厚さが電気性能に与える影響:阻抗から信号伝送までの精密コントロール
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Sep 26.2025, 11:26:38
PCB(プリント基板)の最も重要な役割は、電気信号と電力を正確かつ安定的に伝送することです。その中で「厚さ」は、インピーダンス制御の精度、信号伝送損失、電流の許容能力、絶縁性能といった主要な電気特性に直接影響を及ぼす重要なパラメータです。例えば、基材厚さのわずか0.1mmの偏差が高周波ラインのインピーダンスを±3Ωずらし、設計基準の±1Ωを大きく超えてしまうことがあります。また、銅箔が薄すぎる場合は大電流での過熱や故障につながりかねません。本記事では、PCB厚さが電気性能に与える4つの主要な影響を、計算式、業界標準、実際の事例と共に解説します。1. インピーダンス制御精度への影響:基材厚さはコア変数PCBにおけるインピーダンスは、RF回路の50Ωや高速差動ペアの100Ωなど、信号反射や伝送効率を左右する重要な設計値です。このインピーダンスは基材厚さ(ラインとGND層の距離)に大きく依存します。インピーダンス計算式の一例である「マイクロストリップライン」では、基材厚さ h が増えるとインピーダンス Z。は上昇します。例えば、基材厚さが0.1mm増加すると、3-5Ω程度インピーダンスが高くなります。設計値1.4mmの基材を使用するはずが、実際には1.5mmだった場合、50Ωラインは53-55Ωへと変動し、S11特性が悪化して信号効率が15%低下します。逆に基材が薄くなれば阻抗が低下し、隣接配線とのクロストークが増えるリスクがあります。解決策としては、±5%以内の基材を選択すること、また設計段階で配線幅を微調整し補正することが推奨されます。2. 信号伝送損失への影響:銅箔厚さと基材厚さの相互作用信号伝送損失(挿入損失)は、基材による誘電体損失と銅箔による導体損失に分けられます。PCB厚さは、この両方に作用します。高周波では「表皮効果」により電流が銅箔表面に集中するため、銅箔が薄いと抵抗が増えて損失が大きくなります。例えば1oz銅箔(35μm)では10GHz帯で約0.15dB/inchの損失ですが、2oz銅箔では0.12dB/inchに低減でき、約20%改善されます。一方で、基材厚さが増えると信号の通過距離が長くなり、誘電体損失が増加します。例えば1.4mm厚基材で0.15dB/inchだった損失が、1.8mm厚になると0.18dB/inchに上昇します。そのため、低損失を...
夏*石
医療電子PCBの未来トレンド:小型化-高周波化-スマート化
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Sep 26.2025, 11:26:33
医療技術の進歩は、医療機器をより精密に、より携帯性に、そしてよりスマートに進化させています。ウェアラブル型の監視デバイスは在宅でのリアルタイム健康モニタリングを可能にし、AI診断支援機器は短時間で病変を特定し、低侵襲手術機器は治療をより患者負担の少ないものにしています。こうした革新を支えているのが 医療電子PCB の技術進化であり、その方向性は「小型化」「高周波化」「スマート化」という3つのキーワードに集約されます。これらは単なる技術的ブレイクスルーではなく、医療サービスの提供形態そのものを変革し、「命を守る仕組み」をより効率的かつ便利にしています。小型化と高密度化:医療機器をポータブルに従来の医療機器は大型装置が主流で、例えば初期のCTは一部屋を占有するほどでした。しかし、ウェアラブルやポータブル診断機器の登場により、医療機器は急速に小型化しています。これを可能にしているのが HDI(高密度相互接続)PCB です。HDI 基板は微細ビアや多層配線技術を用い、狭いスペースに高密度の回路を集積可能です。例えば4層HDI PCBでは配線幅/間隔を2mil/2milまで縮小し、ビア径はわずか0.15mm。これにより10cm2の基板に数百の接点を実装でき、従来の基板に比べ集積度は3~5倍に達します。あるウェアラブル心電パッチでは、HDI基板採用により体積を60%削減、重量も50%軽量化し、患者が24時間快適に装着できるようになりました。今後は SiP(システム-イン-パッケージ) 技術の融合により、基板自体が「回路基板+チップ+部品」を一体化する方向に進化します。例えば血糖測定器は爪ほどの大きさとなり、PCB内にセンサーとAI処理ユニットを統合し、採血直後に即座に結果を提示できるようになります。高周波化と高速信号伝送:診断精度の向上診断機器の性能向上には、正確かつ高速な信号伝送が欠かせません。超音波診断では20MHz以上の高周波信号、AI CTでは毎秒数十GBの画像データが必要とされます。高周波信号伝送には、安定した誘電率を持つ 高周波基材 が必須です。一般的なFR-4では高周波伝送時に8~10%の信号減衰が発生する一方、Rogers RO4350Bのような高周波材料はDk=3.48±0.05、Df=0.0037で、減衰率を2%以下に抑制可能です。これにより画像の鮮明度が飛...
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